千葉県の「下総」「上総」「安房」という名前について
桜も散り気温も上がってきました
さて、今回はふと気になったことを調べてみました
電車を乗っていて気になった方も多いと思いますが千葉県の駅名には「下総(しもうさ)」、「上総(かずさ)」、「安房(あわ)」という名がつく駅が多いのです。
今回はこの下総と上総について説明していきたいと思います
千葉県は昔は安房国(あわのくに)、下総国(しもうさのくに)、上総国(かずさのくに)の三国から成っていました。
場所はこのような感じです
出典:http://kominato-tetudou.sakura.ne.jp/history/kokubu-niji.htm
「古語拾遺(こごしゅうい)」によると、天富命(あめのとみのみこと)は阿波斎(あわのいん)(忌)部(べ)を率い東国に赴き、麻を栽培させます。 このとき良質の麻が成長したところを総(ふさ:麻の古語)の国といい、阿波斎部が住んだところを安房と名づけたといわれています。総の国は都に近い方が上総、遠い方が下総と呼ばれました。安房国の「房」と上総国、下総国の「総」を組み合わせて「房総」と呼ばれています。
これが今の「房総半島」の由来ですね
なぜ地図上で下総が上で、上総が下になっているのか疑問に思った人もいると思います。これは当時の都への交通手段が海路であったからだと考えられます。陸路を進むより、今の木更津の辺りから船で都に行ったほうが近いというわけですね。
明治4年(1871)の廃藩置県により、房総には館山県、佐倉県など24の県が生まれました。その後、上総・安房の地域は木更津県となり、下総の地域は印旛県となりました。
明治6年(1873) 6月15日に、木更津・印旛の両県を合わせて千葉県が誕生しました
歴史の話は苦手なのでここらへんで....笑
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では、下総、上総、安房という名がつく駅を紹介したいと思います
中央・総武線(各駅停車)
成田線
下総松崎駅
内房線
外房線
上総興津駅
安房小湊駅
安房天津駅
いすみ鉄道
小湊鉄道
上総川間駅上総鶴舞駅
上総大久保駅
このように全部を挙げてみるとたくさん駅名がありますね
駅名は深く調べるとその土地の歴史を知ることができるので楽しいです
千葉県に住んでいても意外と知らない方は多いようなので、この記事を読んで鉄道、千葉県の歴史に興味を持ってくれたらなと思います。
房総半島は都心からアクセスも良く行きやすい場所なのでぜひ観光にどうでしょうか?
千葉県の房総半島部分は最近SNSで話題になった濃溝の滝や九十九里浜、銚子の犬吠埼灯台、千葉県最南端の野島崎などがあります!
気になった方はぜひ調べてみてください(^^)/